notes posted by Nakano

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金沢の知り合いのデザイナー高橋氏が
写真家の水野さんと二人写真展を開いたので金沢市民芸術村へ。
イタリアとアフリカという対照的な画で
当たり前だけど現地へ行かないと見えない被写体ばかり。
そこに写ってるモノってカメラを構えてると
どうしても本能で撮りたくなったんだろうと思わせる。

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もう一つ「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」を金沢21世紀美術館に。
朝日新聞社などがバックアップし全国的に話題になってる。

あの、力が抜けた、人をいい意味でおちょくった写真って
ホンマタカシさん独特のものを感じられて嬉しかった。
「H」やRelaxのカルチャー雑誌に掲載され
いろんなカメラマンに影響を与えた
今の潮流はやはりこの人から始まった感がする。
しかし美術館に収まるホンマタカシって意外な感じはしたけど。
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12年前の写真集と今、どちらもニュー・ドキュメンタリー。

あけましておめでとうござます。2011

昨年の後半からお気に入りで愛飲している
サッポロビール「銀座ライオン プレミアム」。
これがコンビニ限定なので安売りはしていないが
思わず知り合いのコンビに店長に
ワンカートン(24本入り)を注文した。
正月まで残そうとちびちび飲む。
最近のなかではエビスプレミアムよりは好きかも。
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で、前に撮った銀座の本店の写真を探す。
写真はなかったが、店内のタイル張りの壁が
何ともいえず風情があり歴史を語る。
ああ、また行きたい。
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三国の旧森田銀行本店で行われてる
「ムラタクン 星空のロボット クリスマスツリー」展。
ぜひ、一度見て欲しい。
下書きナシいきなりのポスカでの線引きで
今、小六の時にしかできないであろう
勢いのまま仕上げる、発想と技術。

小さい子からじいちゃんばあちゃんまで
誰もが感心して見ている。

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30年前の小学館発行の[写楽](しゃがく)。
(篠山さんの撮る表紙が毎号良かった)

1981年1月号は1980.12.1発売だったので、
この時点では12.8のことは
(あたりまえだけど)誰も想像しえない出来事。
ジャケットの依頼が先だったらしいが
篠山紀信氏のこの時撮られた写真(撮影は9月中旬)が
最後のアルバム「ダブル・ファンタジー」のジャケ写に使われている。

この特集の最後には
「ジョン・レノン&オノ・ヨーコの最新アルバム『ダブル・ファンタジー』は
W・パイオニアから12月5日発売予定です」
と希望に満ちた言葉で締めくくられている。
もう30年も経つとは。

TokyoTDC年鑑では2000年以来10年ぶりに掲載された。
ここ数年、何回か挑戦したがなかなか選ばれず
残念な気持ちだったが
今年選ばれた事で、またがんばろうと思う。

自分のレベルを計るいい機会だし、
海外の人や結構なデザイナーたちに囲まれて掲載され
本として保存されれば記録として残っていく。

TDC年鑑を見返すと1900年代では
一般で応募してた人が、最近ではバリバリの会員になってる。
15.6年前は現役でがんばってた人が
田中一光さんのようにお亡くなりになってたりしてる。
それにしても浅葉さんや葛西薫さんや井上嗣也さんなどは
相変わらず天才的な定着をしてすごすぎる。
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今回の装丁は祖父江慎さん。
どこまでも凝りすぎで(発刊遅くなったのはそのせいか?)
印刷見本や紙見本の実験みたいだ。
それに部数が2010部のみらしい。
手元にあるこれは1205番。(選べないし割引もない)
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約30年ぶりにLPレコードを救出。
松木屋のビニール袋は劣化してボロボロだったけど、
盤は無事であの頃の時代が柔らかい音と共に甦る。

事務所に来る人の反応でだいたいの年代がわかる。
うお〜っと感激し興奮する人は同じ世代の人か上の人。
カセット・CD世代の人はそれほどでもない。

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上品で静かでとても素敵な時間と空間を過ごさせてもらった。
最初のピアノの音から引き込まれ、その世界に入る。
大貫さんの詩は寓話のようで声は楽器のようだった。

音を邪魔せずに調和するモーショングラフィックも心地よく、
UTAUをプロモーションする中島英樹氏作グラフィックツールも
ステージを良くわかってる大人の仕事。

どうでもいいことだけど
僕の中では「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が
ターニングポイントじゃないかなと感じていたけど、
インタビューなどを読むと転機としては「ねじまき鳥クロニクル」だったみたい。
確かに暴力的なものから壁抜けまで要素として基盤があるような。
でも僕の感じるところとしては「世界の終わりと〜」は
今の「1Q84」までの流れの基礎を作ったような気がした。

小説に出てくる「僕」はいつもストイックに冷静に生活する青年や少年が多い。
決して声高に叫ぶこともなく淡々としてる。
ストイックな人物を描く人(広い意味で)は、
エッセイなどでは結構お笑いやドジなこと等を書き、
自分を三枚目に見せてる気がする。
1983年の広告批評にこんな広告が載っていた。
恥ずかしくて見たくないのかもしれないけど
無断で載せさせてください。(すいません)
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1984年発行の村上朝日堂から組んでる
安西水丸さんは黄金のコンビで、この頃描かれている春樹さんが
自分のなかで止まってるせいかいつまでも「僕」のままだ。
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3ヵ月ぶりに「バードランド」のナポリピッツァを食べた。
休日の空いてる時間帯を狙って行ったのに
カウンターに座っていると
次から次へと人が入ってきて隅に追いやられた。
雨が降ってきたせいもあるが、
店の外にも待ってる人や予約する人でいっぱい。
昔と比べてピザを作る時間が早くなった気がする。
技術も熟練されてきたのかな。
小田原マスターも職人の粋に?

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2008.6 雑誌Penに紹介された頃。
県外からも相変わらず来るらしい。(食べる人も修行する人も)
でも「喫茶店」でもある。

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久しぶりにworksを追加。
縁があって、仕事としてなりたってることに感謝するばかり。

worksはやはりworksであって、作品ではないのだ。

こうしてみると年を重ねていくごとに頼まれる仕事が
得意なものばかりでなく苦手なものまで増えてきた。
難題な仕事を軽くこなすため、もっと知らないものを勉強せい。
ということなのか?
たぶん。

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関係ないけど土砂降りの雨

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