notes

村上春樹の世界_2

どうでもいいことだけど
僕の中では「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が
ターニングポイントじゃないかなと感じていたけど、
インタビューなどを読むと転機としては「ねじまき鳥クロニクル」だったみたい。
確かに暴力的なものから壁抜けまで要素として基盤があるような。
でも僕の感じるところとしては「世界の終わりと〜」は
今の「1Q84」までの流れの基礎を作ったような気がした。

小説に出てくる「僕」はいつもストイックに冷静に生活する青年や少年が多い。
決して声高に叫ぶこともなく淡々としてる。
ストイックな人物を描く人(広い意味で)は、
エッセイなどでは結構お笑いやドジなこと等を書き、
自分を三枚目に見せてる気がする。
1983年の広告批評にこんな広告が載っていた。
恥ずかしくて見たくないのかもしれないけど
無断で載せさせてください。(すいません)
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1984年発行の村上朝日堂から組んでる
安西水丸さんは黄金のコンビで、この頃描かれている春樹さんが
自分のなかで止まってるせいかいつまでも「僕」のままだ。
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