notes posted by Nakano

レイモン・サヴィニャック展で思ったこと
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金津創作の森でやってた「レイモン・サヴィニャック展」をやっと見に行く。
原画が良かったし、素晴らしいポスターの数々。
手描きってなんて人を引きつけるんだろう。
晩年に描かれた線も表情もいい。(生涯現役:いい言葉)
パソコンのプリントアウトに頼っていてはいけない。

この人が描くとたとえお堅い企業の広告でも
人、動物、鳥、機械、車などすべてが
ほのぼのと明るくて見ている人をニコニコさせる。

それでも、年代を追っていくとやっぱり人生の途中では
イラストを使わなくなっていく時代(代理店システムらしい)があり
その時代(公害)を非難する時は、
イラストにも笑顔がなく無表情でとても残念な気がした。

グラフィックデザインとしては、やっぱりポスターって今も昔も最高の媒体。
富山のポスタートリエンナーレなどで見ていた
東欧系のポスターなどは色も表情も苦しくて
個人的にはとても好きになれないので
フランスっていいところなんやろなと思う。
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BS日テレで再放送を教えてもらった時は嬉しかった。
気がついたのが遅かったため9話からしか見ていない。

監督...恩地日出男・深作欣二など
脚本...市川森一、鎌田敏夫など
音楽...大野克夫、井上堯之
衣装...菊池武夫
配役...岸田今日子、岸田森(姉弟)など
最高の人達が作った素晴らしいTVドラマ。

記憶ではもっと破天荒で荒々しいイメージでしか残っていなかったけど
実におしゃれで、なんて切ないドラマ。

株式会社ビギ(Mens BIGI)が提供していた
修(おさむ)ちゃん(ショーケン)の着回しや
アニキ〜ってばっかりの亨(あきら)(水谷豊)の
言い回しや行動などに、当時の若造がどれほど影響されたか...。

37年経った今も、あの音楽で一気に戻るのである。

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30年前昭和の時代、「だるまや」から「だるまや西武」になる時に、
おそらく福井では初めてのデザインプロダクションとして
[デザインオフィス シュガーポット]が作られた。
その頃はSCS=西武クリエイティブスタッフという専属の名刺もあったなあ。

途中から入社させてもらい、初めて本格的なデザインに触れつつあった。
それまでは、東京でフィニッシュワーク(版下)を専門にやりながら
グラフィックの基礎、忍耐を学ぶ毎日だったので、
クリエイティブディレクターやアートディレクターがいてコピーライターがいて、
という今ではあたりまえのスタイルが新鮮でとまどった。
流通に関するアイデアやコンセプトなどの考え方、
当然すべて手書きと切り貼り、コピー機での縮小拡大など技術を学ぶ。

福井と富山の西武の仕事をしつつ、年月が経つにつれ
他のプロダクションも増え、広告代理店も増え
西武以外の仕事も増えつつあった。

昭和から平成になる頃の時代。
この頃は表現に関して、結構なんでも許してくれる大人がいっぱいいたような気がする。


取ってある印刷物ファイルも数少ない。
もっとシュガーにあるはず。今度もらいにいきます、橋本君。
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野尻昌明氏、西畑敏秀氏ともにbausを設立してもうじき20年経とうとしている。

1992年、80年代末期のバブルの余波が残る90年初めの頃。
湾岸戦争が前年に起き、経済が悪化していこうとしていた時代。

1991-92年は、bausを設立する前の準備期間だったのかも。
とにかく忙しくて、訳わからないままいろいろと新しいことを
やったりしていたような(あまり記憶がない)。

90年くらいに、鯖江でやっていたSSIDへ野尻氏に連れて行ってもらい
ああ、これでロゴが作れるんだと思った、Macintosh SE。
その頃はIllustratorもなくFreeHandというグラフィックソフトだった。

Directors Company(ディレクターズカンパニー)での
初めてのカラーモニターApple Macintosh Ⅱcxがハードディスク80Mb、メモリーが8Mb。
ネットもカラープリンターもなく、モノクロレーザープリンターが100万もした時代。

それまでは版下と写真の大きさを決めるサイズも鉛筆アタリで入稿していたくらいなので
今現在、デジタルのデータとして残ってるのは1992年から。

印刷物が燃えたり流されたり消失するまえに、少しずつサーバへ整理していきます。

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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。D+2012年

お正月、箱根駅伝などぼんやりとTVを見てて思ったこと。
東京などでつくられるCMと
地方の年賀やバーゲンなどのCMの差が
激しく感じられるのは毎年なのだけど
今年はいつも期待してみる東京制作のCMでも
なにか引っかかるものが。

やはりこういうご時世のせいなのか、お正月という節目のせいかは
わからないのだけど、真面目なメッセージが多く感じられた。
TVに限らず新聞広告でもあてはまるのが、書体で明朝体を使い
TVでは画面の中央に置き、よりヘッドコピーを読ませる手法で
生真面目さを訴える企業が多かったのではと。
ここ10年ぐらいで増え続けてる気がする。

書体(フォント)も、景気のいいときはMB101などゴシック系で押しが強く
今はエイワンなどの明朝が多い(ちょっと使い過ぎ)。
TVCMもHDになり、明朝体も使いやすくなっているのでは?
(すべて個人的に思うこと)
(勝手にTVCM撮影しました。こんなのもまずいんでしょうか?)
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最近掲載されたJ.PRESSの新聞広告やBRUTUSを見てると
そこそこアメリカントラディショナルやプレッピースタイル復活の兆しっぽくて嬉しい。
心くすぐるコピーも素敵で
「あの頃よりも、今のあなたの方が似合うかもしれない。」
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(マガジンハウス Casa BRUTUS掲載)
近頃は街中を見渡してもなんかミリタリーやストリート系が多く
学生や若者にはキレイにアメトラをプレッピースタイルに着こなして欲しい。
大人になるにつれその良さがわかってくるはず。
回りにいる大人では、F社のハラさんはスマートに着こなしている感じ。

福井で仕入れてるところってないし、高くてとても買えないけど
トム・ブラウンBand of Outsidersなんて生地も着心地も最高。

ファッションつながりでもうひとつ。
NHKの朝の連ドラ「カーネーション」がすごくいい。
役者が素晴らしい。泣けてくるシーンがいっぱい。(年のせい?)「ゲゲゲの女房」もよかったけど。
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尾野真千子さん(クライマーズハイ・火の魚・外事警察、最高です)

師走となれば毎年の年賀状。
年々発注は少なくなり寂しいなあ。
ということで昔々の年賀状をファイルから引っ張り出し並べてみた...
ら、恥ずかしいけど初々しく一生懸命作ってるではないか。
作ってた頃を思い出すものもあるけどほとんどが憶えてない。
何考えて作ってたのか、個人的年賀状も多いけど
回りの人はよくこんなんでOKを出してくれたと思うと、ありがたい。

今度はSHOP DMなどを並べてみよう。
80年代〜00年代の一部(まだまだあるけど並べるの大変だし探すのに体力いる)

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装丁は難しい。
これは経験や慣れである。
本の中身を知らしめないといけない。
この本はこういう感じなんです。というのを
一瞬で感じさせないといけない。

美しくて良い装丁はマイナスのデザインでいさぎよくて、かっこいい。
やはり、本屋で目を凝らして順番に見ていき
良い装丁に出会うと手にとって、
ついつい読みたくなってしまう魔法が掛けられている。

ここにあるメジャーな出版社や著者の装丁など一生ないと思うが
架空で挑戦してもなかなかこんな感じで割り切って
装丁のデザインなど出来そうにない気がする。

でも、やりたいなあ単行本の装丁。
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日本語の扱いが素晴らしい、緒方修一さんの秀逸な装丁。

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アップルの1997年のCM-Think different
あの時代には理解できていたのかな。
今の時代でも新鮮で大事な言葉では?

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ミニマルな製品 2001年生産ipod

エキサイトイズムの記事:「シンプルでミニマルでも、正直なデザインであれば、世の中に受け入れられる。」

10月6日にスティーブ・ジョブズが亡くなり
ネットなどは今までの功績や賞賛をたたえる言葉が続々と。
皆さんが言われる通り100年に一人の天才なんだと思う。

ネットで見つけたスピーチの一つになるほど〜と思った頁を転用させてもらいます。

 『○リード大学には、当時おそらく国内でも最高のカリグラフィ教育がありました。見渡せばキャンパスにはポスターから戸棚に貼るラベルまで美しい手書きのカリグラフィばかりだったのです。私はそこでセリフやサンセリフの書体について習ったり文字と文字のスペースを変えていく概念についてつまり異なる文字のコンビネーション手法など素晴らしいフォントの作り方を学問として学びました。フォントは、美しく、歴史的にも、芸術的にも、科学で把握できないほどの緻密さでしたのでそれは私にとって魅力的な発見となったのです。 
○フォントは、人生の役立つという期待すらありませんでした。しかし、それから10年経って最初のマッキントッシュ・コンピュータを設計する時にその知識が役に立ち、マックの設計に組み込むことにしました。こうして初めて美しいフォントを持つコ ンピュータが誕生したのです。もし私が大学であのコースを寄り道していなかったら、マックには複数の書体も字間調整フォントも入っていなかっただろうし、 ウィンドウズはマックの単なるマネに過ぎないのでこうしたパソコンがいま世界に存在しないかもしれません。もし私が大学を退学していなかったら、あのカリグラフィの授業に寄り道することはなかったしパソコンには素晴らしいフォント機能がないかもしれない。もちろん大学にいた頃の私には、未来を見据えて点と 点をつなげることはできませんでした。しかし10年後に振り返えると、とてもハッキリ見えることなんです。』

デザインを意識する人は無意識にAppleを選んでいるのでは?

ありがとう、Steve Jobs
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アップルデザイン 1998年 アクシスパブリッシング

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