notes

午後一時の涙

長い散歩と覚悟を決めてサンセットビーチまで出かける。
秋の海ではサーファーが波待ちをする光景。
気温も落ち着いて、なかなかいい感じ。海からの風も気持ちいい。
sunsetbeach_2123.jpg

この写真のうしろに20代前半ぐらいの女の人が一人いた。
海をぼんやり見ている。と思っていた。
そんなに気にしていなかったし、じっと見てたわけでもないが
何気なく見ると、泣いているのである。
5分ほどすると彼と思わしき人が現れ横に座る。
その頃にはちょっと距離が空いていたので、
何を会話しているのか聞こえない。
彼は彼女の頭をなでたり、肩をかかえて何かを語りかける。

何が悲しいのか、何に対して泣くのか全然わからないし
理由はいろいろあるのはあたりまえだけど
こんなにいい天気のお昼に泣いてるってすごく目立つ。
そういう感情が表に出てる人って不思議と遠くからでもわかる。
泣いたりするのに時刻とかは関係ない。

昔、小学生だった頃浜茶屋にバイトに来ていた高校生のお姉さんが
夕方、海に太陽が沈む頃メソメソ泣き始めたのでちょっとドキドキした。
(後日彼にふられたのがわかったけど)

海では自然と泣けるのかもしれない、涙が似合うのかもしれない。
どれも「さんずいへん」がつくからか?

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