notes

告白・アウトレイジ・FLOWERS

前から観たかった日本映画を見比べよう週間として、
「告白」「アウトレイジ」「FLOWERS」の3本を立て続けに観る。
どれもさすがに個性的でおもしろい。
プロフェッショナルな作りでそれぞれに損はないと思う。

「告白」に関しては、
ほんと個人的な感想として
どうしてもこれは映画にして映像を残さないといけなかったのか?
というのが、疑問に感じたことで。
原作のまま「本」として残しておくべきだったのではと。
映像や画角やこだわりは寒気がするほど美しいし完璧だと思う。
でも、原作を読んだ人の具現化をすることで
あの後味の何とも言えぬものが、より深まった気がする。
読んでから見る方が免疫があっていいかも。
「ノルウェーの森」が心配だ。

やはりオリジナル脚本はおもしろいと思う。
「アウトレイジ」の暴力さは半端ではないし
スクリーン上でなく、目の前にああいう人たちがいたら
ほんとにびびりまくってどうすることもできないけど
映画だから暴力や言葉の乱暴さに笑ってみてられる。
映画らしいエンタテインメントがある。

「FLOWERS」は
予告だけみてると、女優が全面にでて
キレイな人たちだけのPV風に思われがちかも。
日本映画が不得意な人には退屈かもしれない。
でもここには感情をゆさぶられる
ストーリーや映像美がふんだんにあるし
女性としての生き方や家族の歴史も
日本を日本らしい見せ方もして
気持ちのいい共感があった。

やっぱり映画には僕たちを非日常へ連れてってくれる
「夢」や「希望」があると嬉しい。
こんな考えって、まじめすぎるのかなぁ?

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