notes 2009.11

洋服作りはアナログに進められる。
とても地道に。
人を引きつけ、人を幸せにする。
生地が肌を通して素材を感じるから。
バイヤーも売る人もアナログに接客しスタイリングしていく。

目利きのバイヤーがいなくなって、もう1年以上経った。
「着た人が笑顔でいてくれる事」を願っていたのに。
彼の先見性は抜群で取り入れ方や考えが早すぎたんだと思う。

僕は何を着ればいいのか相談する人がいなくて、冬になると一層悩む。

NA2007winter.jpg

最近の個人ブログ以外の
オフィシャルな日記やブログを拝見し
この人はいったい誰に向けて言ってるのだろう。と思う。

自分が面白ければいいのかといえばそれでいいし。
人が興味を持ってるものや昨日何したあれしたなんて
どうでもいいんじゃないかと思うけど。
それでも何か伝えたいものがあれば、伝えたい。そんな感じでいいのかも?

音楽やアートや芸能って自分の中に収まりきれない
何かを届けたり伝えたいと感じてるから
アウトプットしていってるし、表現してる。
出てきたものをやはり見て欲しい感じて欲しいから。

This is it_4010.jpg
で、マイケル・ジャクソンの[This is it]を見た。
贅沢なリハーサルドキュメント映画で感動し、楽しめた。
やはり何かを届け繋げようとしている人は、
自分のような凡人には手の届かない存在や希望なのだ。
そこに映ってるエネルギーは表現しがたいほどのもの。

スタッフの人たちはコンサートしたかっただろうな、
無念だと思う。(女性リードギターは格好良かったあ)
不謹慎だろうけどマイケル・ジャクソンが亡くなったから
コンサートをイギリスに行かずともこんな地方の映画館で見られるんだろう。

こうやって活字にすると薄っぺらく
何か伝えられないもどかしさ。
でも、そこには元気いっぱいのマイケルが映ってるのに
どうしてワイドショーなどで伝えられる情報ってウソが多いのか。
情報社会なのになぜ?とふつうに思う。

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