notes 2009.7

STAEDTLER_3331.jpg

物持ちはいいほうで、このSTAEDTLER(ステドッラー)の
0.9mmシャープペンシルは、もう25年も使用している。
もうこの型は売っていない。
使ってる芯は2Bでこれもなかなか売ってない。
何回か落としては割れて部品をくっつけながら使う。
中は頑丈でいまだにカチカチすれば出てくる。
頻度は減ったけど、一生使えたらと思ってる。

ROLEX_3327.jpg

毎日使うモノとして、この腕時計は貴重なもの。
これも定かではないが23〜25年は身につけてる。
父親が船乗りをやってた時、シンガポールで買ったらしいので
買ってから40年くらい立つのかなあ。
僕に譲り受けたときは海水が中まで染み込み
文字盤は藻みたいなのでかびて、ガラスは割れる寸前のひび。
もらってすぐにオーバーホールしてもらったら
10万もかかったけど今でもバリバリ現役。
週に2〜3分は遅れるし、30日しかない月はDATEがずれる。
でも憎めないし愛用するというのは、見守るということ。

こういう長く使えるものを作る、それを長く愛用する、
それを親から子へ伝承していく。
こういうのが本物のブランドというブランドだと個人的に思う。

この本、「文字は語る」の
サブコピーがいいすね。
「デザインの前に耳を傾けるべきこと」かあ〜。
ホントに見た目のデザインばっかり
追い求めてると忘れるから。
忘れていくことを、こういう本とかで
また思い出させてくれる、こういった本を作る人たちは偉い。
STUDIO VOICE 休刊についてもいいこと言ってる。

副田さんや中島さんとか祖父江さんにしろ
作ってる作風は違えども、基本は変わらず。
副田さんの「一文字の中には、宇宙があります。」
いい言葉だぁ。

活字直彫師・清水金之助さんみたいな
神業な人には到底なれそうもないけど、
八十歳を超えてもできる事はありそうだ。

COPY_6889.jpg

このファイルは広告がかっこいいと憧れていたころの
ストックファイルで、たま〜に開くもの。
無意識のうちに、やっぱりかっこいいものを集めている。
コピー真木準さんとAD戸田正寿さんのモノ。
いまこんな新聞広告がなくて寂しいねえ。
この時代伊勢丹の全面を見てなんじゃこれはと
気持ちを奮い立たせたり、みんなでいいね〜と言い合ったり。

亡くなっちゃったなあ、真木さん。残念だ〜。
土屋耕一さんも亡くなったし。
自分が好きだったコピーを書いてる人がいなくなる。

コピーがビジュアル化となり、コピーがすぐ届く。
それはすごく大事でそれはすごく広告を見てくれる人に
近いところに到達してしるんだと思う。

今、コピーで振り向かせる力のある広告はあるのか。

天野祐吉さんも言ってたぞ、
『あまり語らないことで、知りたくなる』
コピーライターに必要なもの...秋山晶全仕事を読まないとだめだ!
頼むよ〜。

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